マンションで楽器を楽しみたい夢を叶える住宅設備

費用の問題

防音性能は価格に直結

防音室を設置することを検討するときには、防音性能は価格に直結するということを無視することができません。
このことを考えると、防音室に対して妥協することは避けておきたいと断言できるようになります。もちろん、演奏する楽器によっても、設置する環境によっても、防音室に求める性能は変わります。
ですが、ピアノというそれなりに大きな音と振動の出る楽器をマンションで気兼ねなく楽しむためには、それなりの配慮と防音性能へのこだわりが欠かせません。
ここで考えておきたいのは、D値という数値です。D値が高いほど防音性能が高いですが、高額になる傾向にあります。

手軽な製品と本気の品

防音室と言っても様々なベクトルがあり、マンションで手軽に導入できる組み立て式の防音室や、部屋そのものに工事を施す本気の品など、様々な手法があります。
そして、組み立て式の防音室の多くは、D-30からD-40程度の遮音性能です。それに対して、工事を施す本気の防音室は、最低ランクでもD-40、徹底的に作りこめばD-60などのレベルまで到達できます。
D値が10違うと、外へ漏れ聞こえる音はかなり違います。
ですから、設置状況によって、また、防音室の中でピアノをどのように演奏するか、そして、ピアノを演奏する時間によって、高性能な防音室が必要になるケースも少なくありません。
そもそも木造マンションではピアノの設置自体が難しいこともありますが、周りの音がマンションの中でどのぐらい聞こえると考えられるか、それによってもどのような防音室が必要か変わります。

価格の大きな差

防音室の性能は向上すればするほど価格が高くなります。
簡易な製品なら、中古品を探せば20万円程度から購入できることもあり、かなり手軽に導入できるのが魅力です。ただし、演奏できる時間や音量には防音したとしてもある程度の限界があります。
それに対して、徹底的に遮音を追求して、中の部屋鳴りなどにもこだわっていけば、数百万円というレベルの価格になります。
とはいえ、仮に300万円のローン組んで年利5%、月3万円返済という形で利用したとすれば、10年弱で返済できる計算になります。
月3万円なら、日割り計算でも一日1000円、いわゆるリハーサルスタジオを借りて2時間練習したのと同じ料金に相当します。
予約を取らないと使えない、満室になっていることもある、ピアノ設置室がそもそも殆ど無いリハーサルスタジオを探す苦労、移動する時間。
そういった要素を考慮すると、一日1000円でピアノ弾き放題になる防音室施工の発注には、一見高いようで十分意味があるといえます。
価格に対してどこに意味を見出すか、それは自分のピアノとの付き合い方と密接に関わっているといえるでしょう。