マンションで楽器を楽しみたい夢を叶える住宅設備

遮音性能に関して

デシベル値という言葉

防音室を検討するときに絶対に必要な知識が、デシベル値という言葉の知識です。
デシベル値というものに対して理解がなければ、防音室の良し悪しを理解することもできません。
防音するということは、自分が聞こえる聞こえないという問題ではなく、外に音を可能な限り出さないということで、まさにデシベル値との戦いです。
音の大きさを表すデシベル値が小さくなれば、当然出ている音は小さくなります。
よって、防音室を設置する目的はデシベル値を可能な限り小さくするという点にあります。

ピアノ演奏のデシベル

防音室を設置するとなれば、中で何をするための目的で設置するのかで必要な遮音性能が変わります。
ピアノ演奏のデシベルを理解することは、この点で重要です。
一般的なピアノ演奏のデシベル値は、90~100デシベルと定義づけられています。きわめてうるさい、と表現されるこの音は、地下鉄や滝の近くの音と同等で、パチンコ屋よりもうるさい音量が出るものだとされています。
コンサートホールでマイクもなしにグランドピアノの音が遠くまで響くことを考えても、そこでは音が響く空間設計になっているとしても、いかに大きな音が出るかは推して知るべし、といえます。

D値という遮音性能

防音室の性能はD値という数値で表されます。表記としては、マイナスと数字にデシベルをつけて表されることもあります。
D-30というD値の表記があるなら、それはすなわち-30db(デシベル)の遮音性能があるということです。
90dbのピアノの音にその遮音性能をぶつければ、60dbまで下がります。これによってようやく、テレビやラジオなどの音声と同等の音量だといわれるようになります。
ですが、表現する音によってはもっと大きな数値になることもありますし、そもそもテレビやラジオの音でも、周囲が静かな夜間では問題になることがあります。
ですから、もしも徹底的に自由にピアノを演奏したいとマンションにおいて願うなら、もっと高い遮音性能の防音室を購入するか、工事を発注するか、というところに着地します。
D-50の遮音性能があれば、90-50で40デシベル、コンサートホールの中や郊外の住宅地などと同じような音量感になると試算できます。
10デシベルの差は非常に大きいため、共同生活となる部分のあるマンションにおいてピアノ演奏の目的で防音室を設置するなら、演奏する目的や時間、求める自由度から慎重な検討が必要だということは明らかです。